鯖江商工会議所青年部会長 竹内 稔雄
動
~ 未来のために今動こう ~
~ 未来のために今動こう~
現在、私たちを取り巻く社会は、新型コロナウイルスの影響により、地域のイベント等の中止や自粛、事業所の経済活動の停滞により、私たちの地域経済も先行きの不透明な状況が続いています。誰もが予期せぬ急激な経済の落ち込みが続く中、日々変化していく情勢に、経営者や事業所は今の時代に沿った、新しい事業形態や様々な生活様式の変化に柔軟に適応しなければ、今後の事業所の存続や発展の見通しは立っていかないのではないでしょうか。社会の情勢は常に浮き沈みを繰り返し、日々変化し、動き続けていくものです。今だからこそ逆転の発想で変化し、発展できる好機ととらえ、商工会議所青年部に所属している多種多様な業種や、幅広い年齢層の会員と共に行動する機会から、価値ある話や経験ができる、この団体に所属していることの意義を今一度再認識する時です。
私たち鯖江商工会議所青年部(以下鯖江YEG)は創立42年を迎え、前年度は第40回全国大会しあわせ福井さばえ大会も経験し、全国のYEGの中においては知名度のある単会となりました。次年度には鯖江YEGから日本YEG会長を輩出するという誉を控え、全国大会を開催出来たことは、先輩方が築いてくれた地域との繋がりと、協力があったからこそ無事開催でき、大会で得た経験から鯖江YEG一人ひとりの成長の場になったことにも感謝することを忘れてはいけません。
鯖江YEGは、一人ひとりが多くを学び成長し、YEGの活動を通して地域からも認知され期待される存在となってきていますが、実状はYEGの活動が家族や事業所からはどのような活動をしている団体なのか、知りえる機会が少ないことが、理解や協力を後押しされない理由のひとつだと感じます。だからこそ、YEGの知名度や認知度を更に高める活動をし、また自己の資質向上にも努め、行動していくことが大切です。その為には、これまでの過去の活動を振り返り、先輩方が築き上げてきた基盤と地域の繋がりを活かし、地元企業や地域と触れ合える事業などを開催し、地域の発展に貢献する団体に成長しなければなりません。加えて、行政とも連携し、私たち自身が思い描く地域の未来を提言し、実現に向け行動し、共に活動していくことによって地域から必要とされる鯖江YEGとなることが肝要だと考えます。
本年度は「動~未来のために今動こう~」のスローガンのもと、時代に沿った新たな様式に適応しながら、鯖江YEGの活動に会員が率先して参加する環境を整え、共に邁進していける仲間との楽しい交流の場を開きます。そこから強い繋がりや新たな事業を創造し、私たち一人ひとりの挑戦、「動き」が自己の成長と組織力の向上となるよう、一年間活動し、ひいては家族や事業所、地域に鯖江YEGが愛され、後押しされていくよう全力で取り組んでいきます。
さぁ!私達一人ひとりが未来のために動き、仲間達と共に躍動していきましょう。