鯖江商工会議所青年部会長 田中 幹也
先見之明
~次代を予測し見据える眼~
~次代を予測し見据える眼~
令和2年度3月に開催した日本商工会議所青年部(以下日本YEG)第40回全国大会しあわせ福井さばえ大会は、我々青年経済人にとって鯖江商工会議所青年部(以下鯖江YEG)にとって、とても大きな意味を持つ大会でした。コロナ禍の中、果たすべき責任を胸に、全ての仲間が必死に前だけを向き、大会を開催しました。この全国大会に主たる開催地として関わったメンバーは、それぞれの想いを込めて皆で創り上げ、達成に貢献出来ました。この貴重な経験は大きな躍進となり今後レガシーとして引き継がれ、次代に活かされることでしょう。
そして、令和4年度は日本YEGの会長を鯖江YEGより輩出いたします。この大きな機会を活かして、一人ひとりが鯖江YEGメンバーであることをしっかり背負い、次代に繋いでいくことも私たちの大切な責任であると考えます。
YEGとは、先導者として地域へ関わり、より良い次代を創造し貢献することを方針に活動する団体です。全国各地の400を超える単会それぞれが厳しい災禍の中、今までの常識から新しい様式への変化や、様々な事象への対応を求められる中でも、組織で英知を結集させ乗り越えて夢に挑み続けています。我々は、持続的なイノベーションとサステナビリティを意識する組織であること、また進むべき未来が明るく希望に溢れる為の日々の研鑽、これこそがこれからの次代に相応しいYEGと言えるのではないでしょうか。
私は、知らないことを自覚し、知ることから始められる学びの場がYEGであり、鯖江YEG中期ビジョンとして掲げるスローガンが今まで以上にメンバーに浸透し、YEG意識を持ち活動していくことが大変重要だと考えます。さらに、学ぶことで得られる知識と経験を積み重ね「予測」することを意識していくことが、これからの多様化する社会においての生き抜く力になると確信しています。今を生きる自分自身が羅針盤となり、経験と知識をもって進むべき道を選択できる青年経済人として自信と誇りをもって歩を進め、視ることで得られた情報をどの様に使うかを想定し、次代を予測し見据える眼を養うことを意識した行動で得られた経験は、知識として自身の大きな幹となります。
私が考える「時代を予測し見据える眼を養うこと」、すなわち善し悪しの判断だけでなく、想定し掛け合わせた情報を基に少し先を予測した行動は、明るく煌めいた次代に必要な力「先見之明」となり次代に繋がります。また、その力は配慮を意識した行動にも繫がり、意思疎通においてもスムーズな関係性を構築し、さらに発展した間柄を作る上で重要なスキルとなります。
鯖江YEGメンバーの多くが昭和、平成、令和という時代を生き、それぞれの時代の中で育まれて得た知識は人生においての宝です。その知識を存分に発揮できる場こそが鯖江YEGであることも念頭に置き、今年度は、スローガン「先見之明~次代を予測し見据える眼~」の下に、鯖江YEGメンバーが地域を支える青年経済人として自信と誇りをもって地域の未来の為に培った知識を活かせる様、さらにその知識を深め、次代へ繋がることを見据えた1年間となる活動を目標とします。
今日まで築き上げてこられた諸先輩方への感謝と連綿と受け継がれる歴史を大切にし、今まで以上に鯖江YEGが地域から愛され信頼されるよう、これからの次代を創る我々は、志を高く掲げ、チーム鯖江YEGとして楽しく活動していきましょう!